事故に遭った場合、賠償金は誰に請求できるのですか?

交通事故を起こした加害者は、「刑事上」「行政上」「民事上」の3つの責任を負います。

「刑事上の責任」とは、警察などの取調べを受け、検察官によって起訴されるか、つまり刑事裁判を受けるかどうかが決まる責任のことを言います。交通事故で罪に問われる場合は、業務上過失致死傷罪、危険運転致死傷罪などの罪状が問題となります。

「行政上の責任」とは、公安委員会による免許停止、免許取消しなどの処分を受けることを言います。

「民事上の責任」とは、被害者に与えた損害に対する賠償を負うことを言います。交通事故の場合は、具体的には、加害者と被害者が合意して支払われる、損害賠償や慰謝料のことです。交通事故の相手方が関係するのは、この民事上の責任になりますので、賠償の程度などで合意に達しない場合は、法的な紛争に発展する可能性があります。
この民事上の責任を追及する相手は、運転していた相手方だけに限りません。例えば、車の所有者、仕事中の交通事故の場合には加害者の勤務先社長や雇用主、相手方が未成年である場合にはその両親等、交通事故の状態や態様によって、請求できる先も大きく異なる場合があります。
特に、加害者側の運転手が仕事中に起こした事故の場合で、運転手本人に、損害を賠償できるだけの十分な資力が望めないような場合は、雇用主等への責任の追及が、被害者救済の観点からも大きな意味を持つことになります。

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