事故の現場で被害者から、とりあえず50万円払えと言われました。
どうすればいいですか?

交通事故の被害者が、「誠意を見せろ」等といって、お金を要求することがしばしば見られます。この「誠意」という言葉は、示談の場でよく使われますが、賠償金の問題と誠意は同じではありません。あくまでも、法律上の責任の限度が、支払うべき責任の限度なのです。
しかし、交通事故の被害者が無理な要求をしてくる事は少なくなく、要求の内容によっては、どちらが被害者かわからなくなるほどで、被害者の過失が少ないほど欲求がエスカレートする傾向にあります。したがって、そのような場合には、明確に「損害は通常生ずる範囲に限る」ということを加害者側からも主張し、被害者からの要求に対して、必要性と相当性のあるものについて対応をするようにしましょう。
具体的には、タクシー代が認められるのはタクシーの利用に必要性があるときですし、治療のための温泉代やマッサージも、全額認められることは難しいでしょう。

今回のように、事故現場で一定の金額の支払いを求められたような場合は、毅然とした態度で後日賠償額が確定してから支払う旨を伝えるか、やむを得ず支払う場合も、賠償の一部であることを明示して、後日二度払いの内容にしておくとよいでしょう。

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